4月より連載がスタートした『ヒル・ツー』ですが、
早くもコミックス第1巻が発売しました!
前作の『ヒル』の表紙は、主人公のアップでしたが、
『ヒル・ツー』では引き気味のレイアウト。
ロゴのスペースを大きくとった大胆デザインです。
2作目ということで、1作目の良さを引き継ぎつつ、
どう変化させるか? を考えて日々今井先生は描かれていますが、
よりサスペンスフルに、内容もパワーアップしているかと思います。
担当としては2つ好きなところがあります。
1つ目が「セリフ」!
断定的で刺さる台詞が散りばめられています。
今井大輔先生が日本文芸社さんで描かれている「クロエの流儀」
に通じるところがあるかもしれません。
そしてもう1つは「背景」
今井先生は趣味で写真を撮られるのですが、
(前作「ヒル」のカバー下表紙写真は全て今井先生が撮影しています)
そのこともあってか、都市を独自の視点で切り取られているなと思います。
上の路地や駐車場は普段私達が目にしているような変哲のない風景のはずですが、
今井先生が描かれると、予感に満ちた、冷たい、独特のムードをまとうのです。
ヒルたちには景色がそう見えているのかな・・・と思うような。
今は公開話を減らしてしまったので、是非単行本を手にとって頂ければ。
なお、本日から1週間、前作『ヒル』を全話無料開放致しましたので、
ハコとマコトとヒルたちの話をお楽しみください。
ラストは解釈が2分されます!あなたはどっち派ですか??
お詫び
単行本奥付に
デザインー新上ヒロシ(ナルティス)
とありますが、
正しくは
デザインー名和田耕平デザイン事務所
になります。
ご迷惑をおかけした関係者の皆様、読者の皆様
誠に申し訳ございませんでした。