第26回くらツイ漫画賞 結果発表!

★フリー部門

【期待賞】

スカートの中の宇宙』大庭直仁

輝く恋』有賀

 

★動物部門

【期待賞】

猫が生まれ変わる話』おネズミさん

 

そして特別賞は……

 

【信濃川日出雄賞】

🎉🎉『輝く恋』🎉🎉

──信濃川先生の講評─────────────────

絵が達者ですね。

画力だけを見ればプロレベルだと感じました。仕上げも丁寧で綺麗ですし、細部の描き込みは素晴らしいです。

また、アイデア、題材への向き合い方や、キャラクターの描き方、ストーリーや構成なども、とにかく真っ直ぐな、素直さが感じられて非常に好感が持てます。

 

真っ直ぐ、素直。

 

「期待賞」からもう1つ、2つ上を目指すには何が必要かを考えると、まさにそこが肝になりそうです。

今回の読切は、素直で真っ直ぐすぎるように思いました。

展開も、キャラの感情の動きも、オチも、読めてしまいました。

好感度はありましたが、驚きがありませんでした。

 

漫画家は「退屈して暇を持て余している読者を満足させる」ことが仕事です。

満足にもさまざまな種類がありますが、「驚き」は欠かせないものです。

とにかく、ちょっとでもいいので新しいアイデアや構成力で驚かせなくてはいけません。

 

真っ直ぐさや素直さを大事にしながら、アイデアと構成に、もうひとひねりの強さが欲しいです。

ふたひねりや、3ひねりは必要ありません。

強靭なひとひねりがあれば、十分です。

また、題材やキャラへの向き合い方、作家としてのスタンスを斜に構えたり卑屈になる必要はありません。そこは素晴らしい長所であり、あなたの武器なので、自信を持って真っ直ぐにそのままでいましょう。

 

磨くべきは、斬新な「アイデア」と、読者に展開を読ませない「構成力」です。

 

かわいい同級生が気味が悪い虫が好き・・・というアイデアは、使い古されたものです。

もっと他にないでしょうか。まだ誰も思いついていない、斬新な何か。

あるいは、既存のものを組み合わせたり、斬新な切り口で、誰も思いつかない方法で新鮮に見せるという方法もいいでしょう。

 

そして物語の構成で工夫ができるようになりましょう。

読者に展開を読ませないように、且つ読者の心を手玉にとって、感情の動きを巧みに操れるようになってください。

モノローグを用いることで説明過多になっているように思いました。

絵だけで勝負できる画力があるので、セリフを引き算してみてはどうでしょうか。

 

アイデアと構成がよくなれば、もっと上の評価を得られると思いますし

デビューも近いと思います。

ぜひ頑張ってください!

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【たーぼえんじん賞】

🎉🎉『猫が生まれ変わる話』🎉🎉

──たーぼえんじん先生の講評─────────────────

感動できるような話にしたかった意図は、よく伝わりました。ただキャラクターや設定に少しだけ共感できず、個人的にはおしいと感じました。

 

生き物の「死」をテーマにする以上、設定っぽさが出すぎてしまうと、人間のエゴを感じて共感できなくなってしまいます。

設定で魅せるのではなく、むしろ失ってから気づく後悔や悲しみ、それらをどうにか受け入れて、それぞれが前に進めるような話を作れると、読者の間口が広がり、おネズミさんにとっての強味になるのではないでしょうか。

 

ただ絵は綺麗で読みやすく、可能性はあると思います。応援してます。素敵な作品ありがとうございました。

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さて、これまで「気軽に応募できる」ことをアピールポイントにしてきたくらツイ漫画賞ですが、この度リニューアルすることが決定しました!!

 

より応募しやすく身近な賞として生まれ変わる予定ですので、

続報を楽しみにお待ちいただけますと幸いです。

 

また、それまでは毎月開催の「くらげマンガ賞」も是非ご活用ください!

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